院長先生のコラム

インスリン

インスリンはホルモンのひとつです。ホルモンとは身体のある部分から分泌されるメッセージと考えると分かりやすいと思います。インスリンは膵臓から分泌されます。そしてインスリンのメッセージは「血糖値を下げる」ことです。さて突然ですが、ここで問題です。

問題 「血糖値を下げる」とは次のどちらを意味するのでしょうか?

A)血液中の糖を別のものに変える
B)血液中の糖を別の場所に移動させる

ここでいう糖とはブドウ糖のことです(ブドウ糖はグルコースとも呼ばれますが、ここではブドウ糖に統一します)。実はこれも重要なのですが、ここではブドウ糖は糖の最小単位とだけ覚えておいてください。ちなみに血糖値の単位はmg/dlです。血糖値と呼んでいますが、実は血液中のブドウ糖濃度なのです。

さて問題の正解ですが、正解はB)の「血液中の糖を別の場所に移動させる」です。では別の場所ってどこなのでしょうか。気になりますね。別の場所とは全身の細胞です。筋肉だったり、神経だったり、肝臓の細胞だったり、脂肪だったりします(脂肪も脂肪細胞という細胞です)。それぞれの細胞でブドウ糖はエネルギーとして利用されたり、蓄えられたりします。簡単に書いてしまいましたが、ここも非常に重要です。ブドウ糖は細胞のエネルギー源なのです。ヒトは細胞から成り立っているので、ブドウ糖は生物としてのヒトのエネルギー源ともいえます。

もう一度インスリンの役割について考えてみましょう。インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に移動させます。インスリンの働きによってヒトは活動することができますが、インスリンが働いた結果として血糖値が下がるのです。

インスリン

膵臓から分泌されるホルモン。血液中のブドウ糖(エネルギー源)を全身の細胞に移動させる働きを持っている。その結果血糖値が下がる。

図1 インスリンの働き

インスリン図1

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